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はね~~のポンコツダイアリー
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 さてさて。作品は書き上げた。編集作業も終わった。絵師さんも見つかった。
 さあそこで本日のお題~。

4、恋人の絵師さんも見つかったよ!! これでいよいよ本が出るんだね!!

「やあ。良く来たね。まずはこれでも飲んで落ち着いて欲しい。うん。『まだ』なんだ、すまない(´・ω・`)」

 全て終わったように思わせておきつつ、ここからまだあるんです、実は。ここまで意識して話題に出さないようにしてましたが……そう、お金の話。らき☆すたで、こんな台詞があります。

かがみ「あんた一体コミケで幾ら使ってんのよ」
こなた「ん~。そうだね、5万くらいー?」
かがみ「ちょ……おま……! 金銭感覚狂うにも限度ってもんが!」
こなた「そうは言うけどかがみん、世の中には相場ってもんがあってねー。自費出版ってけっこう高いんだよー」
かがみ「そういう問題か!?」

 えーと。そういう問題ですw つまり、頒布価格と印刷部数と印刷所決定のターン。ぶっちゃけまして、自費出版は高いです。洒落になってません。
 漫画だったら20ページ30ページの本を幾らでも見かけますが、小説だと20や30のページ数ではペラペラも良い所。薄すぎてとても小説本とは呼べません。何よりある程度面白い気合の入った作品を書こうと思えば、60や70のページはすぐに行ってしまうのが小説です。

「まあどうせ作るんなら100ページは無いと小説本として薄すぎるもんね。えーと……コミケに参加するんだし、200冊くらいは印刷したいなぁ」
 と、皆さんが考えるのは当然。私も考えました。
 さて。ここで小説本を作る印刷所として尤も有名な『ポプルス印刷』で料金を見てみましょう。

※なおコピー誌は一切考えていません。小説本はコピー誌に致命的に向いてませんので、オフセット以外は考えない方が無難です。

104P 200冊 79,200円

 この数字は純粋に印刷費のみです。送料さえ含んでいません。高っ! と思った方。相場はこんなもんです。つーかこの程度なら『安っ』と思ってしまう自分の感覚がアレですね……(苦笑)
 ただしこれで終わりません。表紙にカバーをかけたい、PP加工(表面をツルツルにする)したい、などという『小説本を作るうえで極当たり前』の希望を適えて、さらに送料を加えると9万円を超えます

 つまり原価が450円。これに加えて、絵を描いて下さった絵師さんへのお礼・イベント参加費などを含めると……まあ原価は500円程度に確実になります。
 じゃあ印刷部数をもうちょい増やす(減らす)とどうなるのか。

104P 100冊 58,700円(単価587円)
104P 300冊 99,600円(単価332円)

 ご覧の通り印刷数は減らせば減らすほど単価はさらに上がります。またページ数が増えれば増えるほど、印刷費は鰻上りに上昇して行きます(汗)印刷部数を増やせば単価は下がりますが、売れなかったらその分丸々不良在庫と化して泣く事になります(ぉ)

※これを見ると一目瞭然ですが、200冊+200冊と分けて印刷するより、纏めて400冊印刷する方が安くなるんですよ、印刷って。
足し算の法則が通用しないんです。だからこそ、一体自分のサークルはどれだけの数が売れるのか、把握する事がとっても小説サークルの場合は重要になってきます。私の場合は未だにさっぱり読めませんけど(笑)


 さて。では一体何部刷れば良いのか。
 いくら単価が安くなるからって「じゃあ今回は500部行くぜ!」とかやっても、売れなきゃダンボールの山が部屋の肥やしとなって涙で枕を濡らすだけですので最初は100~200冊程度で様子を見ましょう。
 一番最初の合同誌で1000部刷ったどこぞのバカみたいな事はマジやめましょうね。もう危険極まりないというか、自殺行為も良い所なので(汗)
 では頒布価格はどうすれば良いのか。先ほどの200冊原価500円だとして。

「原価500円の本だから500円で売れば良いのかな。やった、完売すれば収支0だ!!」

 こういう考え方は、一度でも失敗すると本気で即アウトなのでやめましょう(汗)
 それは何故か? ちょっと考えると思うのですが。原価と売値を同じにすると、残った分だけ丸々赤字に跳ね返ります。確実に全部売切れるなら良いんですが、一度でも多く残ってしまうとそれだけで致命傷。
 そしてもう一つ。刷った分が全てイベントで売れると思うのは大間違い。
 会場で売れなかった分はメロンブックスさん、とらのあなさんに加え東方系ではホワキャンと、主に3箇所が委託での書店販売をする候補になるとは思うのですが、当然置いてすぐに全部売れる訳でもないです。
 何より卸してから売れてお金になるまで、大体1~2ヶ月かかります。原価丁度では、次の本を出す時にお金が足りないという状況に確実に陥ります。

 また、とらのあなは小説本に厳しいので、発注数を削る傾向があります(そのくせ、東方を強化してた時とかは、1000部下さいとかぶっ飛んだ事を言ってくる事も良くあり、時期によって反応がころころ変わるから困るんですけど……)
 ホワキャンも昔はサークルアットホームでとても親しくして頂いたのですが、今はかなり発注を絞って来てますね。小説&東方に一番優しいのはメロンブックスです。
 とはいえ、初参加のサークルさんでは断わられる可能性も高く、受けてくれても発注が30冊~50程度という事も多いらしいです。
 また受けてから3ヶ月経つと、返本される……ようです。

※語尾の歯切れが悪いと思うでしょうが、うちの場合、新刊は頼みに行く前に向こうから事前発注のメールが来る&3ヶ月過ぎても返本された事も皆無なので……。他の小説系サークルと比較してうちは死ぬほど恵まれてるんだろうと思います(ぉ)

 なので、前記の104P  200部とかの本の場合、頒布価格の相場は会場価格が700円で、委託が800~900円くらいかなーとか思いますね。
(書店委託の場合は売値の30%を引かれます。900円で販売すると、手元に入るのは630円にしかなりません)

 ちなみに、ここでとりあえず私の実例を。私が初めて出した個人誌
『夏の日の極めて強引な涼み方』の場合ですが。
 ページ数144ページで印刷部数が500冊でした。

 印刷費が177,565円。つまり単価が354円という事になりますね。

 これに神無月さんへのお礼やイベント参加費などを加えると、単価が大体400円程度になる訳ですが。この時、私が単価を幾らにしたか。
「500冊だし500円~♪ ワンコインワンコイン!」
 などとチルノ丸出しな発想。500冊です。個人誌初参加で500冊。単価500円にすると、400冊売れなきゃチャラになりません。
 漫画でも無茶な数なのに、小説です。ましてや文章は全て、どこぞのへっぽこ文士が書いてます(苦笑)普通に考えたらどー考えても無謀ですね(汗)

 ……まあ、結果的にはイベント+ショップで4ヶ月で完売しましたが(神無月さんの表紙の力です。大感謝~)神無月さんを初め知り合いの皆さんに「ちょ、はね~~さん初個人誌で無茶しすぎwww」とか言われまくったレベルの金額設定&刷り部数です。
 ちょ、上の部数の話とか値段設定とか無視しまくってるじゃないですかと思った人。
 私は儲け主義とは無縁なので……にはは(ぉ)

 例とか言いつつ全っ然例になってないんで……えーと。次は東方七星剣の初版を例に。
 338ページの新書本で印刷部数が1000部。印刷費は643,000円。
 が、これに参加して下さった皆さんの原稿料+記念品のタペストリーなどの金額を加えるだけであら不思議、総金額はざっと780,000円くらいになりました。
 338ページの新書本。これだともう市販で売られてる位のページ数です。
 で、単価780円で金額設定が1000円。
 この金額設定ははっきり言って気が狂ってます(ぉ)小説界隈の相場をぶっちぎって安いというか、市販の新書小説本価格とほとんど変わりません。
 しかもこれだと780冊売らなきゃ0円になりません。夏コミでイベント初参加の文章系サークルが780部。
 普通ならまずありえませんね、大手の漫画でも厳しい数。もうこれははっきり言って『頭悪いなんてレベルを遥かに通り越してる印刷部数』です。
 まして当時、東方小説の合同誌なんて全く存在しないご時世。誰か先人に部数を相談する事もままなりませんでした。何しろ私の後ろには誰も居なかったんで(苦笑)
 でもそんな事など気にしない私(少しは気にしろ)

「赤字は全部最初っから自分が被るのでっ。それにこれだけの素晴らしい本ですし、金額を高くしたくないです! 市販の小説とも正面決戦で戦える文章なんですから、値段で差をつけたくはありません。どこに出しても恥ずかしくない本を、堂々と胸を張って出しましょう!!」

 精神としちゃ格好良いかもしれませんけれど、どう考えても「ぶぁか!」です。
 まあ結果としては、初参加でいきなり壁&会場で1000部全部完売するという、参加者の誰もが予想しない奇跡的なハッピーエンドで終わった訳ですけど……。
 印刷部数を増やしまくってるので単価としては控えめな数字になっていますが、結果的に完売したから良い様なものの、200~300冊程度しか売れずに大赤字で在庫の山に押し潰されるという可能性が遥かに高かったのは言うまでもありません。
 要するに何が言いたいか。


「良い子のみんな! 私の真似だけはしちゃだめだよ!!」(笑)

※それから二年。私がこのような無茶な値段設定に反省したかと言うと。つい半年程前に出した『夏の日の極めて強引な涼み方』の2版本。
 144ページ、200部。
 印刷費99,880円。単価は実に499円以上。で、売値が500円。

「わー凄いですよ神無月さん、一冊売った時の利益が何と60銭です! 平成の世に『銭』を見るとは思わなかったです、わはははは」
「はね~~さんマジ自重www」
 2版本という事で数を刷れない&値段を上げられない事情とはいえ……全っ然反省してないのでした(笑) 

※つい先日2版も無事に完売しましたのでご安心下さいw ただこれで多くのサークルさんが安易に『再版』をかけられない事情は分かったのでは無いかと思います。特に小説本は漫画以上に遥かにそれが顕著です。
(印刷費の大半はページ数によって決まります。調べてみたら簡単に分かります。マリサワがどんだけ無茶してるかもすぐ分かりますw)同人誌が一期一会と呼ばれる所以は、こういう所にもあるのですよん。

 では明日はいよいよ作り方講座の最終回。『印刷所ってどこにしたら良いの?』です。 

<本日のホロ>

 4巻読了(早すぎ)
 えーと。ホロかわいいよ、と言ってきましたが。ちょっとだけ訂正します。
「ホロ食べたいよ!!」(いい加減にしろw)
 いえね。チーズを食べる描写とか、美味しそうに菓子を食べる描写とか見てましてね。ロレンスが良く『お前を食べたい』って言い出さないなーと思ってたんですが、ホロが自分からそれに言及してくれまして。
 もーたまりません。とりあえず明日は5巻です。ああそうそう、ホロに限らず狼と香辛料の登場人物は皆が皆、魅力的ですよ? ただ私の視界にはホロしか入らないってだけで(笑)

 しかし本日とんでもない事に気がつきました。ホロ、なんと8巻までしか出てません!! 
 どんなに遅くても四日後にはホロの続きが読めなくなってしまいます!(せめて『狼と香辛料』の続き、と言えよw) 
 なんてこと……orz そうか、アニメがあった!www

 ああ、それと尻尾をふんづけて怒られたロレンス君はマジ反省してください。
 耳と尻尾は萌えの華なのです。みー。

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