くそー、急なシフト入ってホロを読む時間が取れなかったよ、明日こそは(汗)
おほん。はね~~です。三日坊主から脱却して、ついに4日目。まあ今月一杯日記を書いてれば、その内に習慣になるでしょう。……SSは、毎度の事ながら3本くらい同時に進行させつつ、停滞中(ぉ)
では本日は第二回。編集作業終了後の、お話についてー。
3、泣きながらそれでも編集作業はやったよ! 終わったよ!!
おめでとうございます、いや本当(苦笑)
ここまで来れば実は正直全工程の7割は終わったようなもんです。
さあ、ここで色々な諸問題が戻ってくるわけですが、その中で最たるものは
「表紙と挿絵どーすんの!?」
です。某マリアリのえっちぃ人とか、こぁーの偉い人みたいに、あなたが文章も絵もいける両刀使いなら何の問題も無いのですが、当然そんな人は少数派な訳で。
ましてや『絵心? 何、それおいしいの?』などという私みたいな人間はここで重大な選択を迫られます。それ即ち、絵無しでも本を出せるか、という事。
が。表紙絵も挿絵も無い小説同人本というのは、ラノベのプロがやっても多分ほとんど売れません。
「え? でもハリーポッターは表紙も挿絵も大したもんじゃないよ?」
と思った方。
とりあえずミリオンどころかビリオンセラーな本と一緒に考えるのは不毛なんでやめましょう(苦笑)
まあ大体の文士さんは自分の話の挿絵を描いてくれる絵師さんが欲しいと常々思ってるはずなので~(これに関しては確信を持ってますw)
とりあえずは自分の好きな絵師さんにラブコールを送ってみるのが一番の近道なのですが、ここで多くの問題があります。まさに茨の道と言っても良いほどの。以下に纏めましたので、どうぞ心してご覧下さいw
■絵師さん探し茨の道 その1 『素敵な絵師さんは大抵自分の原稿で忙しい』
自分が「この絵師さんの絵、最高~。らぶ~♪」って思った絵師さんのHPを見てみましょう。大抵ページの上には新刊情報とか、イベント参加一覧とか書いてると思います。
これは何を意味するか。
いうまでも無くその絵師さんは『ご自分のサークルを持ってる』という事です。夏コミや冬コミ、後は東方系なら例大祭。この辺りはサークル持ちの絵師さんは大抵ほぼ例外なく修羅場の真っ只中(商業と掛け持ってる絵師さんは尚更ですね)
モカや強力ドリンク飲みながら睡眠時間削って頑張っている中、聞いた事も無い、見たことも無いポッと出の一文士から表紙絵や挿絵の依頼が来たらどうでしょうか。
まあ、9割以上の確率で断わられるでしょう(苦笑)
あなたが凄く有名な文士さんであり「自分の文章に挿絵を付けて下さいと言えば、厳しいスケジュールの中でもきっと引き受けてくれるだろう!」と思える方なら良いんでしょうが……そんな自信のある人、いるわきゃないですね(笑)
ですから「どうしてもこの人の絵が……!」という場合、せめて、その絵師さんが参加するだろうイベントの原稿で忙しい時期に重ならない時期に頼みましょう。
それでも成功する可能性は、非常に低いと覚悟すべきですが。
一番良いのは、とても絵が上手いにも関わらずサークル参加などをされていない絵師さんを探す事です。が……こういう人はさらに見つかり辛いのは言うまでもなくー。
(我らが合同誌の表紙担当小崎さんが実はこの条件にあてはまる人でした。信じらんないですよね! 私も信じられなかったですし!w)
■絵師さん探し茨の道 その2 『他所様の恋人を寝取るのはやめなさい』
私的に、その1以上に重要なのがこれ。
絵師さんの側ではそこまででも無いのですが、文士さんにとって苦労して巡り合った自分にとっての絵描きさんというのは、はっきり言って恋人も同然です。
そんな絵師さんを「他のサークルでも小説の挿絵を描いてるし、この人になら頼めるかも……」というのは、本気でやめましょう。
某サイトの文士さんも仰ってますが……成功率は凄く高いです。絵師さんにとっては純粋に自分の絵を評価して誘ってくれたのだという気持ちになりますし、挿絵を書く事も慣れてますから抵抗も少ない。
が! 相方の文士さんに取っての衝撃は並大抵じゃありません。寝取られたという感覚がまさにぴったり。私の意見は「相方の文士さんと自分が知り合いの場合以外は、無条件で絶対やっちゃダメ!」です。
やる場合でも必ず相手の文士さんに一声かけましょう、無断でやってはいけません。最悪のケースの場合は絶縁される危険さえありますよ(汗)
何故かって、確実に相手の文士さんに恨まれます。私はこれまで一度も、やった事もやられた事もありませんが、やられたら本気で泣きます。
まして、その後に相手が自分以上に絵師さん(=恋人)と親しくなった日には、殺意の波動に目覚めそうな気さえします。ホワルバ的な修羅場が嫌ならやめましょうw
※例外は合同誌。合同誌はお祭り企画的なイメージが強いので、あなたが合同主催ならば、その辺りは気にせずガンガン誘っても大丈夫だと思いますw
■ 絵師さん探し茨の道 その3 『妥協したらずっと後悔します』
自分好みの絵師さんが見つからない。だからもう、こうなったら多少自分の作風や好みに合わなくても……と考えるのはご法度。
誰が凹むかって、自分が一番凹むんです。さもなくば本作りに十万以上のお金をかけ、出た本の表紙を見る度に溜息をつく事になりますよ。
同様にサイトで絵師さんを募集するのも、私は絶対に反対。来る可能性からして非常に低いですし、仮に来たとしても、絵柄が自分の好みじゃない絵師さんだったらどーします?
「すいません、折角のお申し出ですが私の好みでは無いので……」と断われる訳ありませんよね。少なくとも私は死んでも言えない(汗)
とにかく諦めちゃいけません。想いがあれば心は届くのです……多分(ぉ)
■絵師さん探し茨の道 その4 『いきなりお願いするのはやめよう』
……いや……まあ……私も結構、合同誌の中ではこれをやってるのであんまし人の事をどうこう言えなかったりするんですけれど……(はぅあぅ)
まずは交流を持ち、絵の感想などを送ったりして親しくなってから頼む(メッセやミクシィなどで交流を持つのは効果的です)というステップを踏みましょう。
なお、お願いする際の文面は兎に角慎重に。普段自分が書く文章の倍、推敲に力を入れてもまだ足りないと思うくらいに書き直しましょう。
無論言うまでも無く(笑)とか(汗)とか顔文字は絶対に使用禁止!
ましてやいきなり「神無月さん愛してますw」の一文で始まるとか何て、以ての外です。いや、私は言いましたけど(笑)
※私と神無月さん(旧HN白い妖精さん)とは、葉鍵最萌からの長い長い長~い付き合いがあったから、こういう冗談交じりのトークが通じますが、普通の絵師さんにはこういうのはやめましょう。ドン引き確実ですのでw
■絵師さん探し茨の道 その5 『しつこいのは基本的にダメなのです……が』
ここまで辿り着いてお願いし、思い届かず残念ながら断わられた場合。基本的には素直に諦めるべきです。しつこいのは嫌われますし。
が。どうしてもありますよね、あなたで無ければいけない。あなたがいないとダメなんです! その位に、自分を強く揺さぶる人。その場合、ラストチャンスとしてもう一度だけお願いするという最後の荒業があります。
自分の伝えたい事をもう一度だけ、その人に。ロマンチストな考え方ですが、実は三国志にある三顧の礼の故事も何気に捨てたもんじゃないのですよ。
私の場合このパターンで成功した人として、絵師さんじゃありませんが我がお師匠様として永遠に尊敬している文士『Barragejunky』さんなどがいらっしゃいます。ううう……お師匠様ぁ……今どこにいるの……(涙)
なお、このラストチャンスを私が使った方は全部で三人しかおりません。文字通り最後の最後、どうしても……な方限定です。
※なおそういう強烈な思いの人に対しては、断わられる事を見越し、最初のお願いの時点で伝えたい事の7割程度までを伝えるのに留めましょう。そうしないと、二度目で、新たにお伝えする内容が無くなってるという事にもなりかねませんのでー。
そんなに戦略とかを考えなきゃいけないの……と思った方。
こう言ってはあれですが、多分この位やってて普通です。そうじゃなきゃ、合同誌なんか間違っても作れません。人と人の繋がりを大事にしましょう。
なお、ラストチャンスにかけて、それでもダメなら今度こそすっぱり涙を呑んで諦めましょう。これ以上は本当に逆効果しか生みませんので。
さてさて。一生懸命頑張って茨の道を掻い潜り、あなたが自分の恋人を見つけることが出来たなら、今度こそ本はでるのか!? 残念ながら超えないといけないハードルはまだあるのです。
明日の第3回は、ちょっぴり嫌らしい話をします。つまりお金のお話(汗)
PR